膝痛の対処法

2019年7月2日

膝痛の対処法 (医療を含めた総合的な観点から)

 

膝痛と一口に言っても、様々なケースがあり、それぞれ適切な対処法も異なります。

一般には、大体、膝痛は6つぐらいに分けられ、以下の表におおよそをまとめました。

あなたの膝痛が、どこにあたるのか下記表でみてください。

 

種類 対処法 姿勢療法にできること
急性 事故やケガ、スポーツなど、一度に大きな衝撃による 医療機関へ 急性期を過ぎてから対象
慢性 スポーツや仕事で長期間、日々膝を酷使した結果による 休養やリハビリ 多くは当初から対象
突発的 久々に、山登りや引っ越し、スポーツなどで膝痛になった 休養やシップや薬等で様子見 多くは当初から対象
変形性 加齢とともに変形性の膝痛になってきた場合 休養や負担軽減、減量 多くは当初から対象
変形性2 リウマチによる変形性の膝関の場合 医療機関と併用 医療機関が主で、一部対象
病気 がんや感染、炎症などの膝に重篤な病気に起因する膝痛 医療機関へ 対象外

 

この中で、急性や重篤な病気に起因する膝痛以外が姿勢療法の対象となります。

もちろんケースバイケースで、例え対象となるタイプのものでも、

除外されることもあります。(※たとえば、強めの炎症を伴っていたり、

画像診断などで確認した方が良い場合など)

 

急性タイプは、当初は対象ではありません。

しかし、急性期や亜急性期を過ぎてくると、多くは対象となります。

 

 

変形性膝関節症といわれ姿勢療法が対象となのは?

 

変形性には、加齢によるものと、リウマチによるものがあります

 

両者とも、変形性であり、その変形に至る原因が違うだけでともに対象となります。

ただし、リウマチがアクティブな場合は、罹患部は触れずに、その負担を軽減させる施術が中心です。

 

 

姿勢療法が対象となる変形性の膝関節症とは?

 

強い炎症がアクティブでない時期の膝痛の場合。

運動学的、機能学的な不調を改善させることを目的と

されるものを対象とします。

 

だから、重症ではなく、初期から中等度のものが対象となるケースが多いです。

 

それより進行すると、病気が主体となって、機能的な面だけでは対処する

姿勢療法は手に負えず、医療機関でみてもらうことが必要になります。

 

さらに、大量の水が溜まって(水腫)、安静時でも痛くてたまらないなどと

いう時も、炎症を抑えるといった医療行為で患者さんがとても楽になるので、

医療機関にいかれることが大切です。

さらに、安静時の強い炎症は、関節鼠(かんせつねずみ)や半月板などの損傷など

が新たに併用していることもあり注意が必要です。

 

 

 

リウマチ性のどの部分にアプローチするのか?

 

リウマチは、自分の関節軟骨(関節同士が当たる関節表面のところ)を、

自分自身の免疫で破壊することにより変形が進む自己免疫性疾患です。

 

リウマチ性の変形性膝関節症は、変形してから起こる、膝の屈曲伸展などの

動きや可動域の低下、歩きにくさや日常生活への支障は、通常の変形性の

ものと変わりありません。だから、変形の結果、起っている筋骨格系の

バランスや運動性などのお体の不調が、姿勢療法の対象となります

 

リウマチ性の変形性膝関節症の施術に関しては、出来るだけ、膝関節への負担を

減らした手技を用います。

その膝にかかる荷重負担を出来るだけ減らせるような姿勢バランスを取れるような

全身からの矯正を行うのは、加齢による変形性膝関節症と同じです。

 

 

進行したリウマチには注意が必要

 

しかし、進行したリウマチや、リウマチの症状が強い時には、リウマチの

かかりつけの医療機関で対処して頂く必要があります

リウマチが進んだ場合、膝だけでなく体中の様々な関節部の骨が融けて変形

している場合があり、ちょっとした日常生活も骨折や脱臼などの危険性が

否定できないからです。

 

現在は、とても良い薬が出て、早めの治療で変形せずに生涯を過ごせる方

が増えています。だから、リウマチを疑ったら、できるだけ早めに専門医の

おられる所に受診することが大切です。

 

Posted by kcs-takano